変額保険好調の謎
日経の投稿サイトCOMEMOに投稿しました。ご興味があれば、ご笑覧下さい。
このブログでも何度か取り上げている変額保険ですが、販売は好調のようです。
変額保険は、資産形成と死亡保障を兼ね備えたパッケージ商品ですが、経済的合理性はまったく無い商品です。保険料と同じ費用で、掛け捨ての死亡保障と積み立て投資を別々に実行した場合と比べると、変額保険の死亡保険金、あるいは満期保険金が何百万円も下回ると推測されます。
変額保険トップシェアのA社の契約件数は2018年3月時点で35万件に達しており、契約者の潜在的損失は莫大な金額(=何百万円×35万件!!)になっているでしょう。
金融庁は、家計における投資による資産形成に力を入れていますが、このような保険商品が資産形成の妨げになっていることに気が付いているのでしょうか。