今週の東洋経済の特集「保険に騙されるな」

今朝の日経朝刊を見ていたら、東洋経済の広告に目が留まりました。「保険に騙されるな」という特集です。早速、東洋経済を買って読んでみました。以下に気になったポイントをまとめてみます(各見出しは本誌の記事より抜粋)。

  • プロが加入するのは掛け捨て保険だけだ
    この記事で解説されているポイントは、以下の通りです。「貯蓄性保険の保険料は、貯蓄部分と保障部分に分けられてていて、保障部分の保険料は掛け捨てである。」
    「保険では、貯蓄に回るおカネが実質的に少なくなる。それならば、保障機能のみの掛け捨ての保険を利用して、貯蓄を自分でした方がはるかに効率が良い」

    私もこの通りだと思います。このブログでも、現役世代の死亡保障について、貯蓄性の終身保険と掛け捨ての定期保険を比較したことがありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

    関連ブログのリンク —> 終身保険の是非について

  • 「長生きリスクに備える保険」は老後の頼りにはならない
    この記事は、長生きリスクに備える保険として注目を集めている「トンチン型年金」を取り上げています。私も、ちょうど昨日のブログで取り上げていたので見て下さい。関連ブログのリンク —> 公的年金の繰り下げ vs トンチン年金

    私のブログのタイトルの通り、長生きリスクの備えを検討する場合には、公的年金を外すことはできません。今回の東洋経済の記事の中では、その点について触れていなかったので、少々残念でした。

    偶然というか、今日の日経紙面で、下のような投稿記事がありました。

    (私見卓見)長寿化とITで保険商品も変わる チューリッヒ生命チーフ・マーケティング・プロポジション・オフィサー 野口俊哉:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO25609090S8A110C1KE8000/

    この記事の中でも、長生きリスクに備えた保険商品の開発について触れられていましたが、保険会社の営業の方も、長生きリスクには、まず第一に公的年金の活用をしっかりとお客さんに説明する必要があるでしょう。

  • 実はおカネが殖えにくく、あまりに非効率な変額保険
    この記事では、死亡保障と将来のための資産形成を兼ね備えた商品として販売されている変額保険を取り上げています。記事の主旨は、「35年間もの間1000万円の死亡保障は必要ないのに、そのための保障料やその他手数料が差し引かれるため、資産形成には向いていない。」ということです。私もその通りだと思いますが、私のブログでも、変額保険の重大な問題点を事例を用いて説明していますので、こちらも参考にして下さい。

    関連ブログのリンク —> 銀行窓口における変額保険販売の問題点

 

上で紹介した記事以外にも、生命保険に関するいろんな記事が掲載されています。このように生命保険に関する問題点を提起する記事はたびたび出てきますが、それに対する保険業界の対応は遅々として進まない感じです。

「顧客本位の業務運営」が求められる中、生命保険が生活者にとって、分かりやすく便利になるための議論がもっと活発になることを願っています。

 

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