アクティブシェアとは

日経電子版の記事より

アクティブ型の「真偽」を判別 新指標で投信選び : NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXMZO25138140X21C17A2000000?channel=DF280120166602

少し前にひふみ投信の運用報告書を見ていた時に、「アクティブシェア」という数値が、アクティブファンドがどれだけベンチマークのインデックスと異なっているかを表す指標として公表されていることに気が付いたのですが、深く調べないで読み流していました。

この記事で紹介されている通り、アクティブシェアはアクティブファンドがその名にふさわしいかをチェックするための指標として、役立つものだと思いますが、以下の点に留意する必要があるのではないかと思います。

  • 記事に掲載されているアクティブシェアが高いファンドは、中小型株のものが多いようです。しかし、中小型株のファンドのアクティブシェアをTOPIXを用いて算出すれば、その数値は高くなるのも当然ではないでしょうか。中小型株を投資対象とするファンドのアクティブシェアは、TOPIXではなく、中小型株の指数を基に算出するべきではないでしょうか。
  • 前のブログ(成績好調アクティブ型投信の過去)でも触れましたが、アクティブファンドのアクティブたる所以は、銘柄の選択だけではなく、現金の保有率をどの位にするかということもあると思います。仮に、市場の暴落に備えて、現金比率を50%にして、残り50%の株式の組入れ比率をTOPIXと同じウェイトにすると、アクティブシェアは50%になり、この記事によれば「隠れパッシブ」ということになりますが、そんなことはありませんよね。暴落に備えた運用方針は、アクティブファンドにふさわしいものだと思います(暴落の予測が当たるか否かは別にして)。

結局、アクティブシェアはアクティブファンドを評価する一指標として参考にするのは良いと思いますが、これだけでファンドの良し悪しを決められないということを理解しておく必要があります。

あと、記事の本題からはずれますが、私がアクティブファンドを評価する時に見てみたい情報は、そのファンドのファンドマネージャーがどの位自分の運用するファンドを保有しているかということです。以前、モーニングスターの朝倉社長がおっしゃってましたが、米国ではこのような情報の開示が義務付けられているそうです。

最後に記事の結びで触れられていますが、組み入れ銘柄の情報開示の方法には改善の余地がありそうです。このような情報は運用報告書に記載されていますが、PDFというファイルの形式で提供されているため、表計算ソフトを利用して様々な分析をするには向いていません。また、組入れ銘柄のリストには、銘柄名だけでなく、証券コードも入れてもらえると助かります。

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