元本確保型投資信託を検討中の皆さんへ

以前にこのブログで取り上げた、アセットマネジメントOneが運用している「ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド」についてお話しします。

このファンドは、元本確保型投信としてメディアでも取り上げられ注目されているものです。購入が募集期間に限られているクローズ型(あるいは単位型)投信で、現在は3本が運用されており、4本目が募集中となっています。運用中の3本の純資産額の合計は、1270億円とそこそこの人気のようです。

おそらく、人気を集めている要因は、「元本確保型」という点だと思います。その問題点については、以前のブログで解説しているので、そちらをご覧頂ければと思いますが、1点だけ改めて強調したいと思います。

関連ブログのリンク:元本確保型投信の真実

この投資信託は、「ゴールドマン・サックスの信用リスクの塊」を「国際分散投資というオブラート」で包んだ商品です。この投資信託に投じられたお金の大部分は、ゴールドマン・サックスの事業に使われているのです。

そして、投資先であるゴールドマン・サックスは、現在マレーシアの政府系ファンドに絡んだ汚職事件に関与した疑いで、当局の捜査を受けている最中です。

投資先企業が不祥事を起こすことは、事前にいくら調査しても、必ずしも避けることはできないので、仕方のない面もあるとは思います。しかし、この投信はほぼ全額をゴールドマン・サックスに集中投資しているため、このような問題が起きると、いきなり投信全体が問題企業の塊となってしまうのです。通常の銘柄分散をしている投信であれば、投信全体でみれば問題企業の割合は限定的であるでしょう。

この汚職事件が、ゴールドマン・サックスの屋台骨を揺るがすようなものにはならないと思います。投信の基準価格もそれほど下落していません。だからと言って、この投信に投資した皆さんは、穏やかな気持ちでいられるのでしょうか。

この投資信託を検討している皆さん、皆さんの大事なお金をゴールドマン・サックス1社に投じても良いのか、よく考えて決めた方が良いと思います。

そして、この投資信託に限らず、投資をする際には、自分の投じたお金がどこに回っていくのかを理解し、それが自分の思いと一致しているのか、納得した上で行うことが重要でしょう。

このブログが皆さんのお役に立てば幸いです。ご意見、ご質問などがありましたら、こちらのお問合せページからお願いいたします。

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