有休の取得を促進しよう!
日経の投稿サイトCOMEMOで、有休取得の義務化についての投稿がありました(私のものではありません)。
リンク:「有給を取るか取らないかは労働者の自由」ではなくなる
有休取得の義務化は一歩前進ですが、労働者の心身をリフレッシュするという本来の目的を達するためには、以下の点をさらに推し進める必要があるのではないでしょうか。
- 5労働日連続の取得を義務化する。連続休暇中のコンタクトは禁止する。
- 病欠のために使った有休はカウントしない
- 時間単位で取得した有休はカウントしない
- 政府が取得率70%を目標とするならば、それを義務化する。
労働者の皆さんの中には、万一病気で長期間休むことになった時のために有休をためておいた方がいいのではと考える方もいるかもしれませんが、病気で連続4日以上休む場合には、健康保険から傷病手当金が支給されます。傷病手当金の額は給料の3分の2ですが、非課税なので手取りにすれば8割ぐらいはカバーされます。また、有休をしっかりとって心身のリフレッシュに努めれば、病気にかかるリスクも低くなるのではないでしょうか。
事業主にとっても、有休を取得する社員の業務をカバーする体制を整備するきっかけとなり、業務の効率化、属人化の防止につながります。属人化は、不正やミスの温床になり兼ねません。また、有休の取得を促進しないと、退職時に退職の申し出と同時にためておいた有休を消化されてしまい、業務の引継ぎなどが十分に行われないというリスクが生じてしまいます。
有休の取得を促進することは、労使いずれの側にもメリットがあることです。これまでの慣習にとらわれず、有休をしっかりと取得できるような職場の環境づくりに取り組みましょう。