損失限定型の投資信託(あんしんスイッチ)

日経電子版の記事より

損失限定型の投信が人気 基準価格に下限値を設定 : NIKKEI STYLE https://style.nikkei.com/article/DGXMZO20830410W7A900C1PPE000?channel=DF280120166591

いまのところは、かなり保守的な運用をしているようなので、簡単には下限値(プロテクトライン)に抵触して、償還されるということはなさそうである。その代わり、基準価格が上昇してプロテクトラインが切り上がる、10600円に到達するのも時間がかかりそう。

すでに1000億近い資金が集まっており、人気の高さがうかがえるが、気になるのは、プロテクトラインに抵触して償還となった場合、戻ってきたお金をどうするのかということである。損失が回避できてよかったと胸をなでおろし、やっぱり投資は怖いからやめておこうって銀行口座に戻すのか、あるいは逆に、もう一度投資に回すのか、その場合はまたこの投信を買うのか?

私の想像だと、プロテクトラインは「ここまで基準価格が下がることは絶対ありません」というファンドマネージャーの決意の表れではないかと思う(もちろん、それが保証されているわけではないが)。それがゆえに冒頭で述べた通り、かなり保守的な運用にならざるを得ず、それだったら、他の債券にウエイトをおいたバランス型ファンドの方がコストも安く、効率的なような気がする。

 

 

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